ありえない高校生マリッジ

~渚side~

「はぁ?」


奥様?奥様=那岐!!?


無意識の間に自分自身…既に那岐を奥様として認めているようだ。



敦司が眼鏡の奥の切れ長の瞳を意地悪くキラキラさせながら那岐を連れて来た。



「奥様がお前に用あるって…」



「…なんで?お前…俺の居る場所が分かった?」



「匂いで」


「匂い?」


お前は犬か!?


「…匂いね…はははっ」


敦司は俺の困惑した顔を見ながら笑う。







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