アラサーダサコに恋して

興味津々

その2週間後、店で佐々木と会ったら


「宮本さん宮本さん！トシ子さんの仕事聞いちゃいましたよ」


と言いながらこっちに走ってきた。


「おお、マジで聞いたの？俺冗談で言ったのに」


「えぇ！？ひどーい！私かなり勇気振り絞ったのにぃ」


「スマンスマン、嘘だよ。で、何やってるって？」


「小さな会社の事務やってるみたいですよ」


「そうなんだ。・・・予想通りすぎてつまらん」


「ひどーい！」


ともかく佐々木のおかげで愛するトシ子さんの素性が少しずつわかってきた。


「じゃあこないだの足ツボは何だったんだ？」


「宮本さん、私をナメないでくださいよ。一度乗りかかった船ですから、それもちゃんと聞いてますよ。ビックリしますよ」


「さすが。で何だって？」


「来月会社から独立して、足ツボマッサージのお店開くんですって！」


「そんなことだろうと思ったよ」


「宮本さん、いい加減にしてくださいよ！！」


俺はその足ツボマッサージ店に行ってみることにした。

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