アラサーダサコに恋して

彼女の存在

「えっ、まさか・・・」


「一緒についてきて!」


「嫌ですよー。そんなの幸田さんと行けばいいじゃないですかぁ」


ちなみに幸田さんというのはここで初めて登場するが、俺の彼女の幸田悠希のことである。


彼女も同じバイト先の子で、佐々木と同い年の女子大生だ。


おそらくトシ子さんのことは知らないんじゃないかと思う。


バイト先のみんなトシ子さんの存在を知っているとはいえ、彼女には気を遣って言ってないと思う。


たとえ知ってたとしても俺が本気だとは、ましてやこんな企みをしているとは夢にも思ってないだろうな。


「そんなこと自分の彼女に頼めるわけねぇだろ。この計画の目的を考えろよ」


「なんで私が怒られてる風になってるんですか!しかもこれじゃあ共犯ですよ。悠希ちゃんゴメンねーーーー!!!!」

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