2日後、蒼真は単身ロスへ飛んだ。


桜の退院は1週間後、蒼真の出張は2週間かかる予定で、その間の退院となる。
蒼真のいない一週間は真琴がマンションへ滞在し、蒼真が戻ってくるまで桜の面倒を見る。


桜は真琴に慣れ、姉のように慕っている。


そして1週間後、総司朗は退院許可を出した。


「桜ちゃん、頭が酷く痛んだり、身体の調子が悪い時にはすぐに来なさい」


病室を訪れた総司朗がまだ顔色の悪い桜に言う。


蒼真からは完全に大丈夫と言えるまで入院させて欲しいと言われていたが、総司朗が見る限りではもう大丈夫そうだった。


「はい。総司朗先生、ありがとうございました」


素直ににっこり微笑む桜を見て蒼真の気持ちが分った。


しかし俺の好みは真琴なんだよな。


桜が退院してしまえば真琴と会うチャンスが減るが、病院ではなく外で会いたいものだ。
そんな事を考えているとは真琴は思っても見なかったのだが。