非リア充の夏休み日記

<7月> 祭りとかで女の同級生にばったり会うと非リア充は少し期待してしまう。

・22日。櫻井(ﾟДﾟ)

今日は夏休みがまだ始まったばっかだし、一日中寝ていました。



…あ。
そういえば兄貴の部屋から聞こえた、


『ねぇねぇ、夏休みどうする？』

『んー…。とりあえず、俺はお前の水着姿を見れればいいかな？ボンキュッボン！』

『もうバカっ！えっち！』


という会話に無性にイラついた。


――俺は妄想で水着を見てるのに兄貴はリアルで見れるだと…!？

うおおおおっ！今すぐ爆発しろ！
どーせ水着着てキャッキャ♪キャッキャ♪水をかけ合うんだろ!？

俺は別にそんなの…



「………うらやましいいいい！」




…夏休み早々、非リア充だということを思い知らされた俺だった。