甘きゅん【完】



「いつから?
いつから、あたしのこと…」


オレの腕の中、芽依が潤んだ瞳をオレに向ける。


“男の愛し方”ってやつで、十分芽依にキスをしたオレの唇をジッと見つめて、


「ねぇ…
いつから?」


じれったそうに、オレが口を開くのを待っている。


でもさ――…?

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