天使のキス。
「愛里、さっきオレの年、聞いてただろ?」


――ってぇ!?


タイムラグありすぎ――っ!!!


つーか、驚くのはそこだけじゃなくて。


なんつー色気。
なんつーエロさ。
なんつーもてあそびかた。


完全に、あたしの方がひよっ子じゃん!!


ガキに翻弄される自分を、


“愛里、しっかり!”


無駄だとは知りつつも励まし、


「もーいい。
準備する」


あたしはいそいそと飾りつけの準備を始めた。

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