2番目の恋人
■2番目のご挨拶


「皐、帰ろ」


「あぁ、ちょっと待って」



いつもは皐があたしの教室に迎えに来てくれるけど、今日はあたしの方が早く終わったから皐の教室に来た。



「行こ…「さ・つ・き・く〜ん」



……え?



「莉緒、行…「皐くぅ〜ん」



あたしのところに一緒にやってきた、皐と知らない男の子。



でも皐は完全にその男の子をシカトしている。



「あ、あの……皐?こちらは……?」


「チッ……」


し、舌打ち!?



「ちょっ!皐!!舌打ちしただろっ!?」


「ああ?うっせぇな―…」



友達……なのかな?



「うわぁぁん!皐くんが酷い―!!」


「うるさい。黙れ。」



やっぱり、友達じゃないかも……?




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