暴走族と4才児!
理央奈が不安を抱えたまま、幼稚園は帰りの時間になった。


いつものように、愛美とバスに乗ろうと理央奈は愛美を探すが見当たらない。


「あれ…、どこに行っちゃったんだろ」


そう呟いた時、理央奈の目には、幼稚園を出た所の人影のない場所に行く愛美が映った。


(…?そっちは、人がいないから危ないのに…)

愛美が心配になった理央奈は、幼稚園を出て愛美を追いかける。


愛美は、暗い路地裏の様な所で立ち止まった。


「愛美ちゃ……」


理央奈は、愛美に声をかけようとしてハッとした。


その路地裏に、愛美の他に2つの影……


その影の一方の正体に気付いた理央奈は、サッと壁の隙間に身を隠した。

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