遠距離恋愛。



まぁ、どっちが負けるかなんて目に見えてる。


「ぬぁーーーっ!!!紗雪、俺が悪かった。俺の負けだ。離してくれー!!」

「フンっ…」

徹平は、見様見真似のプロレスの技だが、紗雪は昔柔道を習っていたからそんなの簡単にかわして兄に技をかけた。

「あ、あんさてっぺー。」

「あんだよ」

「料理できるよね?」

「あー。できなきゃやばいだろ。俺」

「パティシエの卵だからなー」

「で、だから?」

「あー、あのさ…ば、ばばば、バレンタインのチョコ作り方教えて欲しいんだが…」

「そういや紗雪、彼氏できたんだっけ?」

「うん、まぁ」

「しょうがねえなー、教えてやるよ」

「さすが、てっぺー。」


これから、バレンタインまでの2週間、てっぺーとの料理特訓が始まるんだった。



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