ロールキャベツ男子の誘惑。


「もう、やめろ!バカ!」

「倉木様~」


「はいはい。お昼、よろしくっ」


結局、あたしがお昼をおごる形でまとまった。



「んで、何よ?」


「あのね、」

ダメだ。倉木が真剣な顔をするから、焦らしたくなる・・・。


「おい、ミカコ。いい加減にしなよ?」

あ やばい。
キレちゃう。

「ご、ごめん!実は片桐くんと話した!」




「は?そんなこと?」



バッサリと倉木に切られた。
そんなことって・・・そんなことって・・・


「あっちから話しかけてくれたんだよ!?すごいと思わない!?」


「んーまあ」


「まあって!」



はあ、やっぱり倉木に相談してもダメか。恋愛以外なら倉木が誰よりも頼りがいがあるのに。

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