【 デート? 】




数日後の、日曜日。

自分の部屋でのんびり過ごしていた時、浩介さんがドアをノックした。




「葉月ちゃーん、暇?」

「はーい、めっちゃ暇でーす」

「じゃあデートしませんかー」

「はーい、いいですよー」




……って、デート!?




「ちょ、浩介さん!! デートって、私と浩介さんがですか!?」




慌ててドアを開き、浩介さんを見る。




「そりゃあ、俺と葉月ちゃん以外は居ないからね」

「な、なんで私と!?」

「ほら、この間、仕事部屋の掃除してもらったじゃん? お礼してないなーと思ってね」

「な、なるほど……」




それなら確かに、デートに誘う理由にはなっているかも……。


……わ。 じゃあ私、今から浩介さんと二人でお出かけ出来るんだっ……!!

この家に初めて来た時は、ベッドやらなんやらを買うだけだったけど……でも今日は、ちゃんと『デート』なんだっ……!!




……と、浮かれていたけど……ふと、ユリちゃんの言葉を思い出した。




――『……援交とかじゃないよね?』




……私は16歳で、浩介さんは28歳。
確かに、アヤシイ関係に見えるかもしれない……。




「……あの、浩介さん。 実は、浩介さんと二人で歩いてるところを、友達に見られたことがありまして……」

「ん?」

「……その時友達に、『援交?』って疑われたんです。
だから、私たちが一緒に歩いてると、他の人にもそう思われるかも、です……」




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二人暮らし  歳の差  許婚  高校生  社会人  完結