君に仕返し
決断の時

もう少しで家に着く


そんな時、アパートの前に人影が見えた


変な人だったらどうしよう・・・
そう思いながらなるべくその人の近くに
行かないようにアパートの階段へ向かおうとした


その人のいる位置を確認しようと
顔をあげた



「真くん・・・・」



「遅い。」



そこにはすごく怒っているけど
心配そうにしている真くんがいた



「さっきは怒鳴ってごめん。
ちゃんと話したくて」


そんな風にすぐ冷静になれる真くんは
やっぱり大人で
そんな大人な真くんの態度が
寂しく思えてしまう私は
やっぱり子どもなんだ








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