懐古の街
「皐月日和」
□登場人物紹介□

◆主人公◆仲神 颯太 (なかがみ そうた)

大人になると妖怪が見えなくなる者ばかりの中何故か大人になっても妖怪が見える目を持つ不思議な青年。

田舎に引越してくる前は都会にいて妖怪に出会う事はなかった為に自分の不思議な能力に気付かずにいた。

大人になってから見た妖怪は皐月が初めて。

今は父親に反発しており、都会から単身幼少期に暮らしていた故郷に帰ってきて一人暮しを始める。



◆つくも神様な彼女◆津雲 皐月 (つくも さつき)

祖父が引越してきたボロ屋についていたつくも神様で位の高い妖怪。

過疎化の進む田舎で妖怪を見る目を無くしたお年寄りや大人ばかりの中ひっそりと長いこと孤独に堪えて暮らしてきた。

颯太の祖父と両思いだったが添い遂げる事は出来ずに身を引いた過去がある。

つくも神としての寿命も尽きかけあとはただただ存在が薄れてゆき消えていくだけだと思っていた彼女の前に 添い遂げる事の叶わなかったあの人の面影を持つ青年、仲神颯太が現れる。

そこから物語の歯車はゆっくりと再び動き始めた。


◆猫又娘◆我妻 美猫 (あがつま みねこ)
代々我妻家に飼われていた猫だったが長いこと連れだった主人を亡くして数十年ぶりに昔暮らしていた街に久しぶりに帰ってきた猫又娘。

皐月と知り合いでとても仲がよかったらしい。
美猫の主人の我妻 と 颯太の祖父である颯二郎は親友同士だったらしい。
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