お嬢様の秘密
part2☆

裃学園

翌日。


「着きましたよ。お嬢様。」


秋本家のリムジンに乗って私たち3人は、裃学園に移動した。


家から学園まで、だいたい2時間くらいだった。


寄り道してたから長くなっただけかな?


「なんか遠かった感じがしたなぁ。」


「でも、これからは寮だね。」


「そういえば。桜井はこれからどうするの?」


「私は、秋本家の乗用車等を車庫に置かせてもらいにいきますが…。」


「そのあとは?」


「いったん家に戻り、奥様に報告しに戻らせていただきます。ただ、昼食までには戻りますので。」


「わかったわ。」


「じゃあ中に入ろうか。」


「では、お気をつけて。」


私たちは桜井に見送られ、裃の高すぎる門をくぐった。




「「すごっっっ......。」」


いつもと同様、夏菜と私は声を揃えて驚く。


そこは広大敷地。


そして学園までに続く道に、何10人ものお嬢様、御曹司たちが執事を従えて並んでいた。


そしてその間を通らなくてはいけない。


すごく怖い....。


「この人たち?転入してくる方とは?」


「どこの会社の方かしら?」


私たちはじろじろ値踏みされるが....。


「「「「きゃあ----------!」」」」

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