ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
9 不本意な同居の、断り方
     ☆☆☆☆☆



目が覚めて、隣で眠る姿を
見て、知らず知らずのうちに
長いため息が漏れる。


――やってしまった。文字通り。


スーツを着て、眼鏡をかけて、
いつも同じオフィスで
仕事をしてた柚木クン。


その彼が今は、一糸まとわぬ
姿で、あたしの横で眠ってる。


全体的に色の白い肌。

細身で、ぜい肉なんて1%
すらなさそう。

でもヒョロヒョロって
いうんじゃなくて、スポーツ
でもしてたのか、鍛えて
ある感じ。


眼鏡はもう、夕べあたしの
前で外してからずっと
かけてない。


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