わたしがお母さんになった日 ~16歳の妊娠~
バスは行ってしまった。


バスには乗れなかったけれど、わたしたちには新たな未来が開けた。


そしてわたしの両親から出産許可という、最高の贈り物をもらうことができたのだ。






両親からしてみれば、苦渋の決断だったと思う。


まだ高校生の娘の出産を認めること・・・。


親として娘に望んでいた安定した将来を、捨て去らなければならないのだから・・・。



でもたとえそうだったとしても、両親は赤ちゃんの出産を認めてくれた。


わたしと晃司くんの気持ちが本物であることを、信じてくれた・・・。


お父さん、お母さん、ありがとう・・・。


感謝の気持ちでいっぱいです。


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