Platinum Kingdom【完全完結】
「…やっぱりオメー変わってるよ」
「…そうかな?」
「…あぁ。
俺の予想通りに行くと思ったら、ものの見事に覆【くつがえ】してくれる。
―――予想外の事を起こしてくれんだから」
ニヤッと彼は、怪しげに笑った。
…何だか、いやな予感。
「オメー、気に入った」
ねぇ、神様。
「え?」
私は今年、
きっと厄年だったんです。
「…決めた」
そして、
「…―――更紗。
お前と生涯を共にしてやる」
16歳にして選ぶ暇もなく、“夫”となる人が決まったようです―――。
「はい―――?!」
…それは、確定みたいです。