『夫婦になるぞ』的な、宣言的なものをされて、あれから。
私達はずっと、無言を突き通していた。


…―――というわけではなくて、


「えっ!二次方程式の解の公式、もう小学生の時にできてたの?!」

「あぁ、x=(-b±√(b^2-4ac))/2aのやつだろ?
俺の教育係…まぁ、家庭教師がちょっと基礎を教えただけでスラスラ解ける俺を見て面白がって、もう小学4年の頃には高校2年の解いてたかな」



勉強の話を私は体操座りで、彼は胡坐をかいてしていた。


……すごいな。
小学生でできていたなんて。

私なんて、すごく覚えるのに苦労したのに…。



「私、どうしても公式とか覚えるの苦手で…」

「だろうな、テストなんかでも今回は“ピタゴラスの定理”が出て、案の定間違えてたしな」

「うん―――って何で知ってるの!?」



何で私が間違えていたのを知ってるの?!

まさかのエスパー?!


…いや、天才な彼ならあり得るかもしれない。





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