《完》嫌われ教師の腕の中


 『お呼び出しを申し上げます!!生物担当の尾上先生!!尾上先生…至急…学園
長室に来て下さい!!!』


校内放送が流れて来た。


「……」


先生はキスを止めて…自分の髪を掻き毟る。


「たくっ~今…いいトコなのに…」


「……」


「鈴羽…放課後は裏門で待て…羽鳥を向かわせるから…」


「え、あ・・・」


そう言い捨てて…先生は出て行った。


< 70 / 207 >

この作品をシェア

pagetop