先生は旦那様(仮)2

【月人side】

はぁ…。


せっかくのプロボーズが失敗に終わったまま車に乗り込んだ。


『亜依菜、これ。』


プロボーズは失敗しちゃったけど指輪を渡した。


『ずっと一緒にいような。』


『うん。』


受け取った指輪ケースをあけ自分ではめようとしたから俺がはめた。


『先生ありがとう。すごくきれい。』


亜依菜は嬉しそうに手を月の明かりに照らした。

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