極悪彼氏
手紙と男同士
【夢羽】



わからないことばっかりの毎日。



3歳になった我が子。



「ママ、保育所行く」

「少しは寂しがれ!!」

「学校だからって、先生が言う」



現実主義者に育った我が子。



昔から思ってた。



あたしが男の子を産んだら、大好きだったお兄ちゃんから名前をもらいたいって。



それをパパに言ったら、産まれた日、おじいちゃんになったパパは孫に名前をくれた。



「おはよう、想君ママ」

「おはようございま~す!!」

「今日も元気だね、あたし歳だから疲れが抜けなくて…」

「何言ってるんですか~、まだまだ若いくせに。あたしの方が若いけどね」

「憎たらしいけど真実…」



コタローとの間にできた男の子。



夏の朝に産まれた長男、想太郎(ソウタロウ)。



あたしの宝物。



命に代えても守りたい、唯一の存在。



「3年生って、まさか大学までは行かないよね?」

「行きませんよ。就活中だもん」

「そっか、ならもうすぐ卒業だね」



よく話す保育所のママ友ができた。



< 421 / 480 >

この作品をシェア

pagetop