社長の旦那と恋知らずの妻(わたし)



「私はもう充分です。持ってる物で合わせます」





洋服が沢山ある訳じゃないけど洗濯しなくても困らないくらいはある。


もっと可愛い洋服は欲しいのは本音だけど、考えてみれば同窓会で着るような普段では着る機会が少ない洋服は一枚あればいい。





「あ、そうだ。喫茶店にでも入りませんか?」





モール内にいい喫茶店があるのでと私はお義母さんに提案をした。





「行ってみたいわ」

「案内します」

「ふふ、ありがとう」





――それから私とお義母さんは喫茶店に入って沢山お喋りをした。


喫茶店では拓斗さんの子供の頃とか、拓斗さんの反抗期で困った事や沢山教えてもらって、喫茶店にいた短時間の間に益々拓斗さんを知れた気がした――…






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