それは、突然のことだった。

「さゆり、話があるんだ」

いつものようにおしゃれなレストランで夕食をとっていた時、洋介が言った。

「あら、どうしたの?」

急に改まった洋介が、私を見つめる。

「アメリカへ行きたいんだ」

洋介が言った。

「アメリカ?」

私は聞き返した。

「ニューヨークに新しく店をオープンしようと思うんだ。

その準備のためにも、アメリカへ行きたいんだ」

洋介が私の手をつかんだと思ったら、握られた。

「これを期に、アメリカで暮らしたいと思ってるんだ。

さゆりと一緒に、2人で暮らしたい」

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