カナリア鳴く空
私は、うまく行っているだろうか?

優衣の“父親”、朝香の“夫”として。

うまく、演じることができているだろうか?

優衣に対するこの思いを、うまく隠しながら。


結婚パーティーは、海鮮料理が有名なホテルを選んだ。

魚介類全般が大好きな朝香は大喜びだった。

赤いカクテルドレスに身を包み、朝香は楽しそうに友人たちと談笑していた。

私は…と言うと、優衣を探していた。

すぐに見つけた。

「楽しんでる?」

私に声をかけられたことにビクッと肩を震わせた優衣だったが、
「――はい…」

笑って答えてくれた。
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