球児の君を支えたい
傷ついたカラダ




このころ よく彼は 電話でキレて

一方的に 電話を切っていた 。




辛かった 。




怖かった 。




離れていきそうで 。




だから 紛らわすために

私は 自分の体を傷つけた 。




腕に ハートの型をカッターで

彫った 。痛くはなかった 。

血なんて 怖くなかった 。




私は それを 彼に写真を撮って

送ってみた 。




すると




「俺が相手せんきしたがやない?

だから俺ちゃんと相手するき

そんなんせんで?」




心配してくれた 。

彼は 私を好きだと言って 。




このとき 彼を信じれなかった

自分が 恥ずかしかった 。






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