球児の君を支えたい
彼の不安





「まゆ!!!」




「どしたん??」




「大好き!」




授業中に受信したメール 。

彼から こんなメールがくるのは

はじめてだった 。




「急にどしたん??」




そう聞いたら




「やっぱなんもない」




なぜか 怒った彼 。




「ごめん、まゆも好きやで」




返事がこない 。




しばらくして




「好きな人、他におるん??」




ん ‥ !?




「おらんよ!!」




「でも、他の男と絡んでるやん」




「絡んでるけど、好きやないし

付き合ってるやん‥」




「俺そーゆの嫌やったし

まゆは俺じゃなくても

いろんな男おるから

もうええかなって

ずっと思ってた ‥ 」




不安やったんや ‥ 。

初めて気づいた 。




メールとか 忙しくて

返って来なかったから

私は 自分の寂しさを

消してくれる 誰かが

ほしくて 絡みまくっていた




そんなに 不安だったなんて

思いもしなかった 。




その日は 沢山の愛の言葉を

彼は 私にささげてくれた 。
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