球児の君を支えたい
別れ




「俺、野球に集中したい」




突然だった 。




「ぢゃあまゆ、連絡とか

ひかえるな !!」




「俺ら、別れよう。

まゆのこと 大好きやけど

野球に集中したいねん。」




「いやや‥。我慢するから。

終わるまでずっと待ってるから‥」




「もう 無理やねん。」




それ以来 メールは

返ってこなかった 。




私は 自分を責めた 。




だけど それ以来 もっと

絡みが 激しくなった 。




野球部の人のブログを見つけたら

メッセージを送り 誰であろうと

番号を教え コム友になった 。




寂しかったから 。

誰かの声を聞いていないと

涙が止まらなくなるから 。




私は闇のどん底へ

突き落とされた 。




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