使者の黙示録
やがて、マザー・アミコたちは

集められた寄付金を元に、街のなかに教団の事務所を造り

そして、その近くに礼拝堂を建てる。

彼女たちは礼拝堂を拠点として闇の仕事を開始し、教団の運営を確かなものにしてゆく。


ただ、信者となっている人間が各業界でも有名な人物であり

そういう彼らには、良くない噂が付いてまわるのも事実だった。


教団にすれば、自分たちが社会の裏で行なっている事を考えると

その噂の真相がどうであれ、教団も同じような目で民衆から見られるのは

そのままにしておくと、どういう事になるか分からない危機を感じさせた。

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