使者の黙示録
マザー・アミコは、少女たちをお使いに行かせる時間にも神経を配る。

教育プログラムを考慮して、おやつの時間を過ぎたあとをメインに

もう1つは、昼の礼拝堂参拝から帰った直後にしようと考える。


お使いに行く時間を1つに固定すると

アーケードを歩く人たちの顔ぶれが、だいたい同じになるために

お使いの時間をずらして、違う人たちにも少女の存在を知ってもらおうと

マザー・アミコは、そのように考えを巡らせる。


少女たちをお使いに行かせる回数は

ボディーガードを毎日手配できるわけではないために

月に数回と限られるのは、仕方がないことだった。

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