使者の黙示録
団司は、見た目にまったく説得力のない風体をしていながら

彼の話す言葉は、逆に説得力にあふれている。


「シスター、君の信じる神様は『人間が生きるための本能までも否定せよ』と言うのかな?」


シスター・マヤは、なんの言葉も返すことが出来なかった。

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