君だけを愛している…






そこに倒れていたのは見たことのないような服装をしてそのお腹は血で真っ赤になっていた









一番驚いたのが…


暗闇よりも暗い、
艶やかな漆黒の髪だった…



腰まであろう髪に

白くて透き通る肌、

華奢な身体、








その容姿はまるで





初代魔王に無償の
愛をうけ、そして愛した

美しい花嫁…
エレン姫を生き写し
したかのようだった…











そして俺は我にかえり倒れている少女を抱き上げ自分の部屋に運んだ…






もしかしたら彼女は神に選ばれた女かもしれないと思ったからだ…




さすがに俺でも神には
逆らえない――









彼女を運んだ時、

周りの者は驚き戸惑っていたが、俺の部屋に一切入る事・近づく事を禁じ





彼女が目覚めるまで
ずっと観ていた…









彼女をずっと見ていたいと思った…











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