君だけを愛している…





「…あぁ、その方は初代魔王の花嫁… エレン姫だ

その初代魔王が隣にいるお方、ウィル様…

私の祖先に当たる方…」



初代魔王がルイスと
似ているのは納得できた

でもナゼ、エレン姫と私はこんなにも似ているのか…





もうこれは似ているレベルではない


自分を鏡に映しているような感じだ







「「「…………。」」」


3人が黙っていると…







「私が説明致します。」


その声に振り向くと
そこにマルクがいた…


「マルク!?」




「どうやって入りこんだ」



いきなりのマルクの登場でルイスは物凄い殺気を 醸しながら言った



私は慌てて、弁解した


「まって!マルクは私を魔界に連れて来てくれた天使なの」


「…本当か?」


「えぇ…」


とりあえずマルクの話を聞いてくれるのか殺気を醸しだすのは辞めた



「ありがとうございます、春奈さん………

早速本題ですが…


春奈さん、魔界に行く前 伝えましたよね

あなたは神に選ばれたのだと」


「えぇ…」

「…!っ」

マルクが話した瞬間、
ルイスが顔をしかめた


「その理由が分かりますか??」


「…分からないわ」


「あなたが選ばれた理由――

それは…」



「言うな」


ルイスがいきなり話しを 止めに入った…










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