シュガー*エッセンス(加筆修正中)

ドラマチックバイオレント




東京から、車で揺られて6時間。

引っ越し車より少し早く、深夜に出発したあたしたちの車は、日本列島の北の方で停止した。



「愛奈ー、付いたわよ~。」



お母さんの声で『うー』と唸り声をあげ、下ろしていた瞼を開くあたし。



別に、お母さんに起こされる必要もなく、本当はばっちり起きていたけど。

寝ていたフリを、しておく。



『……。』



目を開けたあたしは、思わず呆然。



< 11 / 283 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop