空しか、見えない
「まあ、そう。俺も、昔は信じられなかったけどね、男と女でルームシェアするなんてさ」

 佐千子はそれ以上、訊きたくないような気がしていた。
 けれど、ビールが進むうちにのぞむの話はさらに思わぬように続いていった。
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