Honey×Kiss*幼なじみは王子さま

優しい体温


恋人宣言された日は、ずっと憂鬱でした。


クラスの女の子達には睨まれるし。


他のクラスの人や学年が違う先輩までわざわざ教室にやって来る始末。



「へぇ〜。あの子が秋山くんの…」

「そんな言うほど可愛くなくない?」



私の顔を見るなり嫌味ったらしくネチネチ言うだけ言って帰って言った。


こんな日々がこれから続くと考えただけで胃がキュッと締め付けられムカムカして、気が重いです。


まだ"幼なじみ"宣言だったら気は楽だったのに…。


"恋人"宣言となると"幼なじみ"より関係は、はるかに上回り特別感が文字から滲み出てるし、気が弱い私は耐えられるか心配。


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