死への救急搬送


私には一件見積もりの依頼があったのです。


「まさかこんな早く帰ってるとは思わんかったわ」

「今からどうするん?」

「昼一緒に食事に行くんやったら今から見積もりに行って昼までに帰ってくるわ」


「どっちでもええけど、私京都のお土産持って行ってくるで」


「それも自分で運転していくん?なんやったら乗せていくし」

「昼食べに出たついででもえんちゃうん」


「どっちでもええけど大丈夫やで」


「そうかぁ・・・なんなら明日の朝からゆっくり配ってもえんちゃうん。抜糸した日くらいゆっくりしといたら」


「大丈夫やって」


「ならとりあえず見積もりしに行ってくるわ」

私は見積もりから帰った後に家内を乗せて行くつもりで家を出ていきました。






まさかこれが家内の元気な姿を見る最後になろうとは・・・

まったく思わずに・・・










今となっては悔いが残っています。

見積もりなど翌日にして家内を乗せて行けばよかった。

それか強引にでも明日にさせればよかった。









今でもその時の様子と顔が浮かびます。

残念で残念でたまりません。











いつまで経っても悔いばかりです。





ごめんな・・・


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