彼氏にしたい男子No.1~最強ヤンキーに愛されて
気にする必要なんて、ないのかもしれないけどね……。


「そーいうもん?よくわかんねーけど……。隠したいなら、秘密で付き合う?」


九条くんは、角を曲がる手前でピタリと足を止める。


「秘密って!」


「ハハ。お前がそーしたいなら、いいよ」


九条くんと、堂々と付き合いたい。


あたし、もうちょっと勇気出さなくちゃね。


「ううん……。友達に言うまで待ってて」


「そか。わかった」


九条くんはあたしから手を離し、ポンと軽く頭に手を添えた。







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