守るべきもの
都内に着くと、修平は沙依を引っ張って、ウェディングドレスが飾られている店を訪ねた。

「修ちゃん?」

「好きなドレス選べよ。」

「なんなの?いきなり。」

「いいから。」

「どんなドレスがお好みですか?」

モデルのような店員が声をかけてきた。

「あの、私。」

「オレは、ここで待ってるから。」

修平は、ドサッとソファーに腰を下ろした。
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