守るべきもの
美音には、殺人幇助の罪で逮捕状が出るはずだ。

でも、沙依はもう戻って来ない…


修平は、冷えきった霊安室に立っていた。


沙依の両親は、修平に礼を述べた。


(オレは、沙依を守ってやれなかった。約束したのに)


顔に掛けてあった、白い布をとった。


やっぱり、沙依は綺麗な女だ。


オレは、これからどうやって生きていったらいいんだろう…


修平は、天井を見上げた。
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