そのあとの林先生のフォーラムでは、全くと言っていい程、頭が働かなかった。


意見を求められるも、とんちんかんな応答をしてしまった。 



恥ずかしさと先生への不躾から、その場にいるのが心苦しい程だった。 



フォーラム終了後、先生にご挨拶をしたのち、


駅までの道のりを千尋と二人、あの細い桜並木を歩いた。  



千尋が、私のことを気遣ってくれているのが、痛い程に伝わってきた。 



隼人のことには触れず、フォーラムでの林先生の話や出席者のことばかり。



「何かあったらいつでも連絡してきてね!」



そう明るく話す千尋に、「ありがとう」と、笑顔を向け、改札で別れた。 



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