甘の邪鬼 ~ツンデレ彼女×イジワル彼氏~
不思議な図書館
ああ、遂に放課後になっちゃった……。

はぁ、憂鬱……。

麻里から渡された手書きの地図を片手に、玄関で立ち尽くす。

麻里は、あたしが絶対行くと確信していたらしく、手書きの地図はお弁当を食べ終わった後に即渡された。

まったくもう……。

いっそ、言ったってことにして、明日上手く嘘付こうかなぁ。

……いや、ダメだ。

この前麻里に嘘付いた時にすぐバレたしなぁ……。

かと言って、誰か誘うのも無理だし……。

何で今日に限って、日直なのよ~!!

仕事多くて皆が帰っても残ってたし。

もちろん今は、あたし以外生徒は誰もいない。


「……しょうがない、行くかぁ……」


あたしは重い足を動かし始めた。
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