海の記憶に残る恋
SECOND KISS
シンジは簡易休憩所にきてからずっと従業員用の宿泊施設を使っていた。




宿泊施設の部屋はテレビと流しとガスコンロがひとつだけある、狭い部屋だった。




押し入れにふとんがあり、部屋の外に共用のトイレがあった。




シンジは着替えを少しと簡単な洗面用具だけもってきた。




洗濯は近くのコインランドリーを使った。風呂は近所の銭湯を利用していた。





その日、シンジは部屋にふとんを敷いて寝ていた。一日中寝ているつもりだった。





枕元に清涼飲料水の二リットルのペットボトルを置き、たまに起きて飲んだ。
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