―――

「ねぇ…潤…、そろそろ準備しないと…」

…今日は日曜日。

……潤と、冴子さんの婚約披露会が催される日。

今は、まだ朝だけど……。

お昼過ぎには会場に着いていないといけないはずなのに、彼はベッドの上で私の身体をきつく抱き締めたまま離そうとしない。


「ねえ、潤…ってば…」

再び促す私に、彼は閉じていた目をキョロッと開くと私を見た。

…準備がどうだとか…。
本当はどうでもいいの。

こんな風に、大切そうに、彼の胸に抱き締められた事なんて今までなかったから…、
どうしたらいいのか、
分からないのよ。




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