COLOR

幼馴染み






「これから平成2●年度、入学式を始めます」



体育館に響くこの声を

私は、外で聞いていた




蹲っていた私に誰かが近づいてくる


徐々に足音が大きくなる




「鈴...」



優しく声を掛けてくれたのは



音晴だった





私は、顔を上げて


「音晴ー!」



音晴に泣き抱きついていた




「どうしよーッ!!



私、まだ 過去の事が忘れられないの・・・」





この時、私は音晴からどんな

言葉を期待してた?




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