ふたりの総長〜恋を知る〜
「そんなに傷は深くないみたいだな。」


石山君はあたしの右腕の傷を見て、安心したように表情を緩めた。




なんで・・・?
なんで、そんな優しい表情見せるの?



あたしのこと嫌いなんじゃないの・・・?




傷口を消毒し包帯を巻いてくれた石山君。



「ほら出来たぞ。」


「・・・ありがと。ねぇ・・」


「ん?」


「何であたしを助けてくれたの?」



あたしは思い切って聞いてみた。






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