★★★★★
オトナ女子に読んでもらいたい極上絵本
主人公であるメタ猫が、飼い主の女性に地の文で語りかける物語。
まずネーミングがおもしろい。
メタ猫。このワードは流行りそうだ。
作品は猫の語り口調がここちいい。
残念ながらじっさいに猫の言葉をきいたことはないが、ぶっきらぼうで、かわいげのない口調は猫そのものだと思った。
ふてくされたメタ猫の語りは思春期まっさかりの中学生男子のようであるかと思えば、小粋ないいまわしが恋愛歴戦のハードボイルド探偵のようでもある。
猫の視点で客観的に飼い主の女性を描写することにより、女性の長所と短所がよりリアルに浮かびあがっていた。
ふわふわした紙のなかの人物ではなく、血のかよっている人間の姿を作品のなかに見ることができる。
作品は本当の意味でまだ完結していない。
飼い主女性へメタ猫の愛(のようなもの)が届くのか、今後の展開がたのしみだ。
うのたろう
12/01/10 21:51

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