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女として、母として。
夫に先立たれ、男並みの仕事をこなしながらひとり娘を育てる紗彩。血の繋がらない義理の妹を愛しつつも踏み出せない達雄。

互いの気持ちを知った二人は、「契約恋愛」という形で体を求め合い、慰め合う関係に。

二人の気持ちを理解しながらも紗彩に歩み寄る英治。

弱さに寄り添ってくれる英治に惹かれる気持ちと夫との良き思い出に葛藤する紗彩の心の揺らぎが、リアルに細やかに描かれています。

女として、母として、弱さを秘めながらも次第に強くなっていく紗彩。

過去、現在、未来…の中に必ず存在している大切なものを、いかにして見つけ出して育むことができるのか。思い悩む紗彩から教えられた気がします。

素敵な作品を是非読んでください。
永以真子
13/10/14 13:34

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