打倒パニック障害!!パート1
発作
発作がでない状況を保ち続ける事が大切なのですが、気を付けていても発作が出てしまう事はあると思います。
私の妻は発作が出ると、過呼吸になります。
後は、発狂したり暴言をはいたり泣きじゃくったり自虐行為をしたりします。
人によって発作も様々だと思いますし、対処法も違うと思います。

私は、言葉をかけながら背中をさする事が多いです。
妻に友好的な対処法は、発作時に第三者を交える事です。
発作が出た時、親や兄弟や担当医などに電話し、話をする事で、回復傾向に向かいます。
しかしそういつもいつも第三者がつかまる訳ではありません。
そんな時の為に、二度だけ第三者を交えなかった事があります。
妻にはきつい想いをさせてしまいましたが、今後の為にそういう行動をとらせてもらいました。
なんとか第三者なしでも乗り越えはしましたが、やはり少し時間がかかってしまいました。
その中で私自身対処法として学んだ部分も多々あるので、無駄ではありませんでした。

私も妻の為に手探り状態で必死です。
しかし背ける訳にはいきません。

PDの方が発作になった時、周りの人があまり対処しない事が少なくないようです。
「わざとやっているのではないか?」
「気持ちに負けているだけだ!」
「時間がたてば治まる。」
などの理由からです。
悲しい事です。

確かに時間がたてば発作はおさまります。
しかしそれまでがきついんです。
私は妻の苦しむ姿を見て、目を背ける事はできません。
必死で考え、行動します。
私の行動がどのぐらい妻の為になっているかはわかりません。
私の行動が無意味な時もあるかもしれません。
もしかしたら逆効果の時もあるかもしれません。

しかしパートナーの方は、手を差し伸べてあげてください。

何でもいいと思います。
声をかけたり、背中をさすったり、抱きしめてあげたり、歌を唄ってあげたり…。
相手の為になると思う事を、してあげて下さい。
どんな行動でもいいと思います。
行動よりもその気持ちが一番大切であり、必ず伝わると思います。
少しでも同苦してあげる事が大切だと思います。

PDの最大の天敵は「周りの人に理解してもらえない」という事かもしれません。
少し前までは“心の病”と言われていましたが、近年では“脳機能障害”と言われています。
だから決して“気持ちの問題”ではありません。
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