30才の初恋

決意

そうだ、今日の記念に何か上げれる物がないかな。


奈歩ちゃんに自分がつけていたネックレスをあげる事にした。

「キラキラしてお星様みたい。」


喜んでもらえてよかった。


「明日美いいのか?」


奈歩ちゃんに又会いに来ると指切りをして、宗次郎が送ると言うのを断り、タクシーに乗って帰った。


家に帰ると疲れがどっと出て、シャワーを浴びてベットに潜る。


疲れたけど、とても充実した一日だったと思う。


昨日の私とは本当に別人みたいだ。


宗次郎に今日は楽しかった、ありがとうとメールを送った。

30才での初メールに笑えるけど。


宗次郎からは無理させて悪かった、又飯を食いに来いと返事が来た。


一度も着信音を知らせる事がなかった携帯が鳴り、嬉しくて携帯を抱き締めてしまう。


涙が止りそうもないです。


その日、奈歩ちゃんと遊園地に行った夢を見た。


何故か斗真もいて、斗真も私もまだ子供のままで笑い声を上げて遊んでいる楽しい夢。


あの日に戻れたらいいのに。


そうしたらやり直せるのかな。


なんてバカな事考えてんだか。


















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